すべての組織は変えられる 好調な企業はなぜ「ヒト」に投資するのか (PHPビジネス新書)
- 作者:麻野 耕司
- 発売日: 2015/08/18
- メディア: 新書
すべての組織は病んでいる。序章と目次を見た時点で面白そうと感じさせる本。
組織におけるいろいろな問題を「ヒト」の投資することでどう改善させるか。 従業員満足度調査、特に目標値決めず、現状認識してここ課題だねえとか言って終わりのチームとかたしかに多いよなあ。
- 戦略至上主義という病
- サービスがコモディティ化し、戦略で差別化はできない
- 何をやるかではなく誰がやるかを考えたときに感情は無視できない
- 感情を動かすには「解凍」「変化」「再凍結」
- 犯人探しという病
- リーダーと現場のズレは中長期目線と短期目線の差(どっちが悪いとかではない)
- 組織を関係性で見て、コミュニケーションを改善する
- 人によってモチベーションは違う
- アタックタイプ(達成支配欲求)
- レシーブタイプ(貢献調停欲求)
- フィーリングタイプ(感性発散欲求)
- シンキングタイプ(論理探求欲求)
- 会議が空回りする病
- 「問題発見」→「施策立案」→「実行支援」の3ステップで会議を変える
- 問題があがってきたことを称賛し歓迎する
- 誰がいつまでに何をやるか、(前回のアクションは)ちゃんとできているかを確認する
- 「最近の若者は…」という病
- 基本は「褒める >= ツメる」
- 課題ではなく期待を伝える
- 目標の魅力 × 達成可能性 × 危機感
- 「何回同じことをいわせるの?」という病
- 「自分流のおしつけ」は絶対ダメ
- 相手に合わせて「教える」「励ます」「まかせる」「正す」を使い分ける
- アクションではなくスタンスを正す
- ものさし不在という病
- 効果的な活動のために必ず「ものさし」を用意する
- 従業員満足度調査は現状把握ではなく目標設定を
- 「Professional(仕事)」「Philosophy(理念)」「People(風土)」「Privilege(待遇)」の4つの観点で考える
- 決断が先送りにされる病
- 正解は探すのではなく作るもの
- 葛藤するような場面ではどちらも良い面もあれば悪い面もある
- 「速く」「強く」決断して、"みんなで"正解にする