しるの読書記録

読んだ本をただただ記録する

社長の覚悟 守るべきは社員の自尊心

自発的に動く社員を育てる7つの法則について、自身の経験を元に書いている。 動けば動くほど部下の心が離れていく状況から180度転換して、「You work for me」から「I work for you=いかにヒトと組織を育てるか」に変わる方法として、一貫して「社長は動きすぎるな」ということが書かれている。

  • 社員を動かそうと思ってはいけない
    • 社長が見ているものと社員が見ている物は違う
    • 動きたくなる環境作りをする
    • 部下がワークしないのは社長の責任
  • 「社員のために」がヤル気を生む
    • 社長自身が退路を断ち、求められた役割を演じる
    • 悪い情報こそ社員に伝える
    • 社員をよく見てモチベーションに水をささない
  • 伝えたいときこそ、聞く
    • 聞く場を定例化し、複数持つ
    • 等しく聞く(相性の良くないヒトほど聞く場を)
    • 組織の問題は、聞いて即行動しない
  • 悪い報告こそ歓迎する
    • 報告した人に感謝する
    • 裸の王様にならない
    • 自分の身を守ったり正当化するのではなく、社員のために
  • できない社員には、できるための支援を
    • 支援なく仕事を任せたらできないのは当たり前
    • 特定スキルだけでなくポータブルスキルを高める
    • 素養を見極めできる仕事を探す
  • 何かをはじめたら、何かをやめる
    • 集団皿回し(自転車操業)になっていないか
    • 今日と明日のバランスを考える(今うまくいっていても、その先があるか)
    • 部下の「やめる」を評価する
  • 異動や抜擢で「いまに甘んじない組織」に
    • 「安定した成長力」より「変化への対応力」
    • ルールは守るものではなく、つくるもの
    • 自分を叱ってくれる人を見つける