しるの読書記録

読んだ本をただただ記録する

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365

曜日ごとに違った分野(歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教)の知識がそれぞれ1ページにまとまっている。 広く浅く豆知識を得るには良いが、ちょっと自分は分野ごとにまとまった書籍を読む方があってそう。

より深い本を読むきっかけには良いので、それぞれに詳しくはこちら!みたいな本の紹介があると良さそうだった。

すべての組織は変えられる 好調な企業はなぜ「ヒト」に投資するのか

すべての組織は病んでいる。序章と目次を見た時点で面白そうと感じさせる本。

組織におけるいろいろな問題を「ヒト」の投資することでどう改善させるか。 従業員満足度調査、特に目標値決めず、現状認識してここ課題だねえとか言って終わりのチームとかたしかに多いよなあ。

  • 戦略至上主義という病
    • サービスがコモディティ化し、戦略で差別化はできない
    • 何をやるかではなく誰がやるかを考えたときに感情は無視できない
    • 感情を動かすには「解凍」「変化」「再凍結」
  • 犯人探しという病
    • リーダーと現場のズレは中長期目線と短期目線の差(どっちが悪いとかではない)
    • 組織を関係性で見て、コミュニケーションを改善する
    • 人によってモチベーションは違う
      • アタックタイプ(達成支配欲求)
      • レシーブタイプ(貢献調停欲求)
      • フィーリングタイプ(感性発散欲求)
      • シンキングタイプ(論理探求欲求)
  • 会議が空回りする病
    • 「問題発見」→「施策立案」→「実行支援」の3ステップで会議を変える
    • 問題があがってきたことを称賛し歓迎する
    • 誰がいつまでに何をやるか、(前回のアクションは)ちゃんとできているかを確認する
  • 「最近の若者は…」という病
    • 基本は「褒める >= ツメる」
    • 課題ではなく期待を伝える
    • 目標の魅力 × 達成可能性 × 危機感
  • 「何回同じことをいわせるの?」という病
    • 「自分流のおしつけ」は絶対ダメ
    • 相手に合わせて「教える」「励ます」「まかせる」「正す」を使い分ける
    • アクションではなくスタンスを正す
  • ものさし不在という病
    • 効果的な活動のために必ず「ものさし」を用意する
    • 従業員満足度調査は現状把握ではなく目標設定を
    • 「Professional(仕事)」「Philosophy(理念)」「People(風土)」「Privilege(待遇)」の4つの観点で考える
  • 決断が先送りにされる病
    • 正解は探すのではなく作るもの
    • 葛藤するような場面ではどちらも良い面もあれば悪い面もある
    • 「速く」「強く」決断して、"みんなで"正解にする

ある広告人の告白 [新版]

ある広告人の告白[新版]

ある広告人の告白[新版]

初版は1964年。世界的な広告会社オグルビー&メイザーの創始者が考える広告会社の経営やコピーライティングに関する本。

今読むと当たり前のことでも当時としては革新的だったり、その結果どういう広告が出来上がったのかなど、当時の広告について詳しいともっと楽しんで読めそう。 6章以降は、(50年以上前のアメリカ市場の話という前提はあるが)豊富な経験から導き出した良い広告表現についてかなり具体的に書かれていて面白かった。

クライアントに贈る15のルール

  • 広告会社を恐怖から開放すべし(安易に切らない)
  • 最初から適切な広告会社を選ぶこと
  • 広告会社に対して、徹底的に自社の情報の要点を与えること
  • クリエイティブな面で広告会社のライバルになるな
  • ガチョウを大事にすれば金の卵を産む
  • あまりに多くの段階を経ることで、広告を痛めつけないこと
  • 広告会社の儲けを保証すること
  • 広告会社を値切ろうとするな
  • 率直であること。はっきりとものを言うことを推奨する
  • 高い目標を掲げよ
  • すべてをテストせよ
  • 急げ
  • 問題児に時間をかけるな
  • 天才を大目に見ること
  • 出し惜しみするな

優れた広告とは

  • 皮肉屋「良い広告とはクライアントがOKを出す広告」
  • レイモンド・ルビカム「偉大な広告の定義とは、それによってその商品がよく売れるだけでなく、長年にわたって大衆にも広告業界にも"見事な作品"として記憶されるものである」
  • デイビット・オグルビー「良い広告とは『広告自体に関心を集めることなく』商品を売る広告」
プロの義務として、広告人は自分の技巧をひけらかしてはいけない。
古代ギリシャの雄弁家アイスキネスが演説すると、人々は「なんと話がうまい人だろう」と関心したが、
同じく雄弁家で政治家でもあったデモステネスが演説すると、皆「フィリッポス王を倒せ!」と叫んだ。
私はデモステネスに与する。

広告の批判に対する意見

「広告は浪費させている」「広告により価格が上がっている」という意見に対して以下のように反論している。

  • 流通面では在庫の回転数が、製造面では大量生産が可能になることで経費削減ができている
  • 品質の低いものを広告しても必ず淘汰される
  • 消費者は守られていて嘘をつくことは困難

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

プレゼンテーションやファシリテーションなど伝え方について書かれた本。 書いている内容は当たり前のことで目新しい内容はなかったけれど、簡潔にまとまっていてよかった。

  • 人は相手の話の80%は聞いていない
  • 「伝える」だけではなく「どうしてほしいのか」
    • 相手の立場、興味、理解、懸念
    • 自分に求められていること
  • ピラミッドストラクチャーを使う
  • 「考える」とは、(自分の中にある)知識と(自分の外にある)情報を加工して結論を導き出すこと
  • 話が伝わりにくくなる罠
    • プロセスを話す(あれをやって、これをやって…)
    • 気を遣いすぎる(AもいいけどBもいいけど…)
    • 自分の意見と違うことを言う(こんな懸念もあって…)
    • 笑いを取ろうとする
  • 中学生が理解できる言葉しか使わない
  • 情報を伝えるだけではなく、イメージしてもらう
  • 覚えやすく、その一言でプレゼン全体を表現するようなキーワード「超一言」を使う

あやうく一生懸命生きるところだった

韓国人イラストレーターのエッセイ。 ユーモアのある軽快な文章で「他人の目を気にしなくて良い」「思い通りにならないことがほどんど」「諦めていい」など頑張らない生き方について書かれている。

景気を仕掛けた男 「丸井」創業者・青井忠治

丸井創業者の伝記。丸井が意外と古い会社だったのとルーツが家具の月賦販売だったことを知った。

なぜ保守化し、感情的な選択をしてしまうのか

タイトルから想像する内容とは違ったけど面白かった。 中心となる話題は「恐怖管理理論」で、人間が「死」を認識するときに特定の反応をするということを多数の心理実験をもとに解説している。

具体的には、「死や暴力」は、物事の文化的な成り立ち(文化を守ること)やカリスマ指導者への支持、神の存在や祈り、酒やゲームへの逃避行動が見られる。一方で、自尊心や文化の一員であることが、死への恐怖を和らげる。

死への恐怖から祈り、祈るための神殿の付近に住み始めたことが定住、そして農業につながったという話が興味深かった。