しるの読書記録

読んだ本をただただ記録する

チームのことだけ、考えた。

「100人いたら100通りの働き方」を目指しているサイボウズの人事施策やその背景にある考え方や歴史がまとまっている本。 具体的な制度はよくブログやインタビューなどで知っていたが、第二章の「共通の理想を探す」が面白かった。

  • チームワークの良し悪しは、「効果」「効率」「満足」「学習」の4要素
  • 公明正大であること
  • 事実と解釈を分ける
  • サイボウズ式問題解決メソッド:現実・原因・理想・課題を分けて議論する

アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア

大規模スクラムについては、あまり経験も知識もなかったので第五章の「アジャイルの進化とスケールフレームワーク」は勉強になった。

第三部以降が特に面白くって、 知識創造企業(新装版) や「The New New Product Development Game」の著者である野中郁次郎さんが、SECIモデルとスクラムの関連性や、論文とスクラムの類似点や相違点について解説している。

「合宿をしなさい」そして、こう続けた。「形式的な会議で決めることはできない。いろんな背景を持った人の集合において、形式知で語れること、理解し合えることはごく一部だ。合宿をし、一緒に飯を食い、泊まって徹底的に話をする。そうすると、形式知は脱ぎ捨てられ、自分の主観で話をするようになる。そこで、なぜこのプロジェクトに自分が参加しているのか、という根源的な問いにまでたどり着けるだろう。そこから初めて、1つの共通理解が生み出される。この過程をみんなで踏みなさい」

OKRの基本と実践がよ〜くわかる本

クラウドのOKRツール「Resily」やOKR関連の勉強会を多数している株式会社Resilyの本。 OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法 やブログ記事でしか OKR の学習をしていなかったので、他の観点や実践的なアプローチを知りたいと思って読んだ。

MBOとの比較や、OKRを実際に会社に導入するときの方法、複数の事例などが参考になった。 特に Objective はムーンショットでなければならないと思い込んでいたが、場合によってはルーフショット(コミットメント目標)もありなことは、実際のチーム運用に役立った(うちのチームでは、ルーフショットとムーンショットを併記して管理している)。

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

2017年の本なので内容は古い可能性があるので注意。 Prime Reading対象だったので読んだけど、ちゃんと読むなら2021年に改訂版が出ているらしいのでそちらで。

最初は取引所の登録方法などが書かれていて超初心者向けかなと思ったが、後半はブロックチェーンの仕組みや課題なども書かれていて安心した。
ビットコインのメリットとしては主に利用者目線で国際送金をとりあげている。仕組みはざっくりではあるがトランザクションとブロック、マイニング、報酬について説明している。

ビットコインの技術的な課題については議論されている解決策も提示されていてわかりやすい。

  • 取引完了までの時間短縮
    • プライベートなサイドチェーンによる即時決済
  • 取引量増加に伴うデータ量の増加(スケーリング問題)
  • 上がり続けるマイニングコスト

ビットコイン以外に紹介されていたものの今はこんな感じだった。

  • Ethereum : いまなお健在
  • Factom : 医療データ等の文書管理に特化。運営会社が解散&日本では上場廃止
  • Augur : 予測市場。日本では上場廃止

うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか

最近早起きしてるけど、ダラダラとしてしまっているので、気を引き締めるために読んだ。

やると決めたこと

  • 朝の運動(ストレッチ)
  • 金曜の夜に週末の予定を3-5個決める

ヒント

  • テレビを見る時間があるなら、なにかをやる時間がある
  • 細切れの時間を作らない(もしものときのために、短時間でできることを用意しておく)
  • 人に教えて自由な時間を増やす
  • 「一時間もあれば終わることだが、この思い出話は死ぬまでできる」

サラリーマンの副業の税金が全部わかる本

副業に手を出したので読んでみた。 事前にネットで調べた情報と同じだったけど、全体がまるっと簡潔にまとまっていたので復習にちょうどよかった。

私の顔はどうしてこうなのか 骨から読み解く日本人のルーツ

頭蓋骨の形態学や進化の話。

アジア人の顔は幼形成熟による寒冷地対応で鼻が低くなっているとか、上の前歯がスコップ型(真ん中が凹んで左右がふくれている)なのは東アジアや北アジアなどの狩猟民族の特徴など、興味深い。 医療の発達により、これまで死んで淘汰されていた形態が生き残り、より人間の顔や形の多様性が増えていくのでは?という説が面白かった。