しるの読書記録

読んだ本をただただ記録する

チーム・ジャーニー 逆境を超える、変化に強いチームをつくりあげるまで

カイゼン・ジャーニーの続編(と言ってもストーリーがクロスするだけで単体で読める)。 カイゼン・ジャーニーと同じく広く浅くという感じだけど、チームの色々な状況が自分の過去の経験と重なる部分もあって、楽しく読めた。

ドラッカー風エクササイズのB面はやってみたい。

結局このチームは、ただひたすらタスクを片付けているだけなのだ。
個々人の仕事は個々人のもの。そして、個々人の学びも個々人のものでしかない。
特に、チームとしてのミッションや目標の設定がないため、個々人が来た球(タスク)を打ち返すのを繰り返しているだけ。
まるで到達感のない開発だった。
俺たちはなぜここにいるのか?
スクラムをやるためか、それともプロダクトを世の中に届けるためか?
  • 誰が始めるのか?それは気付いた人だ
  • 立ち上げ時に向き合う3つの問い
    1. 個人としてのWhy - 自分はなぜここにいるのか?
    2. チームとしてのWhy - 私たちは何をするものなのか?
    3. チームとしてのHow - そのために何を大事にするのか?
  • 向き直りをするときの3つの問い(は順番を入れ替える)
    1. チームとしてのWhy - 私たちは何をするものなのか?
    2. チームとしてのHow - そのために何を大事にするのか?
    3. 個人としてのWhy - 自分はなぜここにいるのか?
  • ドラッカー風エクササイズのB面
    • 自分は何が不得意なのか
    • どういう風に仕事をしてしまうか(他人からも言われていること)
    • 自分の地雷はなにか
    • 昔チームメンバーの期待に応えられなかった事件とは
  • 透明性を高め、チームの共通理解を深める3つの原則
    • 見える化 - 情報を得られるようにする(ただし情報感度が低い人の透明性は高まらない)
    • 場づくり - 情報を伝え合うようにする(ただし表面的な理解で済んでしまうことがある)
    • 一緒にやる - 情報を一緒に作る(ただし時間がかかる)