チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで
- 作者:市谷 聡啓
- 発売日: 2020/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
カイゼン・ジャーニーの続編(と言ってもストーリーがクロスするだけで単体で読める)。 カイゼン・ジャーニーと同じく広く浅くという感じだけど、チームの色々な状況が自分の過去の経験と重なる部分もあって、楽しく読めた。
ドラッカー風エクササイズのB面はやってみたい。
結局このチームは、ただひたすらタスクを片付けているだけなのだ。 個々人の仕事は個々人のもの。そして、個々人の学びも個々人のものでしかない。 特に、チームとしてのミッションや目標の設定がないため、個々人が来た球(タスク)を打ち返すのを繰り返しているだけ。 まるで到達感のない開発だった。
俺たちはなぜここにいるのか? スクラムをやるためか、それともプロダクトを世の中に届けるためか?
- 誰が始めるのか?それは気付いた人だ
- 立ち上げ時に向き合う3つの問い
- 個人としてのWhy - 自分はなぜここにいるのか?
- チームとしてのWhy - 私たちは何をするものなのか?
- チームとしてのHow - そのために何を大事にするのか?
- 向き直りをするときの3つの問い(は順番を入れ替える)
- チームとしてのWhy - 私たちは何をするものなのか?
- チームとしてのHow - そのために何を大事にするのか?
- 個人としてのWhy - 自分はなぜここにいるのか?
- ドラッカー風エクササイズのB面
- 自分は何が不得意なのか
- どういう風に仕事をしてしまうか(他人からも言われていること)
- 自分の地雷はなにか
- 昔チームメンバーの期待に応えられなかった事件とは
- 透明性を高め、チームの共通理解を深める3つの原則
- 見える化 - 情報を得られるようにする(ただし情報感度が低い人の透明性は高まらない)
- 場づくり - 情報を伝え合うようにする(ただし表面的な理解で済んでしまうことがある)
- 一緒にやる - 情報を一緒に作る(ただし時間がかかる)